- 所在地:
- 彦根市能登川町
- 構 法:
- 木造軸組構法
- 屋根・外壁:
- サイディング仕上げ
- 建築面積:
- 81.15m²(24.55坪)
- 延床面積:
- 114.68m²(34.69坪)
- 完 成:
- 2014年2月
現在も続く創建築工房の住宅ブランド「raccolto(ラコルト)」を初めて冠した住まいです。
raccoltoとは、イタリア語で「収穫」や「実り」を意味します。その名の通り、自然豊かな滋賀の地で家庭菜園などでの野菜作りなど、スローライフの実践による健康で実り豊かに暮らしていただくことを考えてプロデュースした住まいです。
外観は伝統的な日本家屋を想起させ、どこか懐かしさを感じる意匠です。また、大きな屋根と深い軒とがつくり出す趣のある陰影と、内と外をつなぐ空間は、毎日の暮らしを豊かにするとともに、土に触れる楽しさに導いてくれることを願って設けたものです。
玄関を通らずに、物置小屋を兼ねた下屋をくぐってリビングへもアクセスできます。
玄関スペースは広く、窓越しに縁側スペースが臨めます。
「内から外」、あるいは「外から内」へゆるやかにつながっていく空間構成です。
縁側空間は広く、リビングの延長としても使えます。
「内から外」の眺め。休みの日は庭を眺めながらのんびりと。
リビングの奥には一段上がった畳敷きのスペースを。
畳スペースは四畳半の広さ。床下には収納スペースも隠されているので、リビングが片付きます。
素足に気持ち良い無垢材のフローリングが美しいリビング。奥がキッチンになります。
キッチンとリビングが横並びになっている面白いレイアウトです。
夜も楽しめそうな縁側スペース。
古い町並みにもしっくりと馴染む落ち着きのある外観です。